実家を相続したとき、「一体何から手をつければいいんだろう?」って思いませんか?
とくに、以下のようなお悩みをよくお聞きします。
- 名義変更ってどうするの?
- 税金の手続きがわからない
- 兄弟姉妹との話し合いが大変
- 親の想いも大切にしたい
「手続きが多すぎて大変」
「誰に相談すればいいのかわからない」
そんな風に感じるのも当然です。
だからこそ、私たちは、一人ひとりのペースに合わせてサポートしています。急かしたりせず、必要に応じて専門家のご紹介もしています。
まずは一緒に整理するところから始めましょう。
よくある4つの悩み

相続不動産で皆さんがよく悩まれることは、大きく4つです。
- 相続した実家の売却手順がわからない
- 相続した実家がいくらで売れるか知りたい
- できるだけ早く売却したい
- 相続不動産の手続きがわからない
こうした声を、私たちはこれまで何度もお聞きしてきました。
そんな悩みにお応えしていくのが私たちの役目です。まずは、どんなサポートができるのかをご覧ください。
相続した実家の売却手順がわからない
相続での売却は用意する書類も多く、注意すべきポイントもたくさんあります。書類や手続きが多く感じられるかもしれませんが、専門家と一緒に進めれば対応できます。
ここでは、おおまかな流れをご紹介します。
1.相続財産の確認
相続の手続きは、まず「どんな財産があるのか」を整理するところから始まります。相続するものが、プラスになるだけとは限りません。
たとえば、以下のようなものがあります。
| プラスの財産 | マイナスの財産 |
|---|---|
| ・不動産(自宅・土地・投資用物件など) ・現金 ・生命保険 | ・借入金 ・未払いの税金 |
相続する財産がわかったら「誰がどの財産を受け継ぐのか」を相続人で相談します。確認します。このためには、亡くなった方の生まれてから亡くなるまでの戸籍をすべて集める必要があります。
手続きが少し複雑なので、司法書士におまかせする方が多いです。
2.遺言書の有無を確認
遺言書が見つかれば、その内容が優先されます。手書きの遺言書がある場合は、家庭裁判所で内容を確認してもらう必要がありますが、こちらも専門家の力を借りられます。
3.相続人全員で遺産分割協議
遺言書がないときは、相続する人たち全員で「誰が何を継ぐか」を話し合います。ご家族それぞれの気持ちもあると思うので、焦らず、時間をかけて進めましょう。
話し合いがスムーズな場合は、司法書士に書類作成をお願いできますし、内容が難しい場合は税理士や弁護士と一緒に進めていくこともできます。
4.相続登記(名義変更)
不動産を受け継ぐ人が決まったら、法務局で名義を変更します。この手続きが終わらないと売却できないため、必ずおこなわなければなりません。
※2024年4月から、相続を知った日から3年以内に手続きをしないと、10万円以下の罰金が科せられるようになりました。
5.不動産の査定・売却活動の準備
名義変更が終わったら、いよいよ売却の準備です。固定資産税の納税通知書などをそろえておくと、手続きがスムーズに進みます。
このとき、以下も検討しておきましょう。
- 建物内に残っている家具や荷物の処分
- 土地の正確な面積を測る測量
- 建物を解体するかどうか
これらは売却に大きく関わるため、査定の際に不動産会社へ相談しましょう。
6.媒介契約・売却活動スタート
不動産会社と「売却をお任せします」という契約(媒介契約)を結び、販売活動が始まります。
媒介契約には3種類あり、それぞれ特徴が異なります。
| 媒介契約の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 専属専任媒介契約 | ・契約した1社にだけ依頼できる ・自分で見つけた買主も必ずその会社を通す ・他社には依頼できない・レインズ登録義務:5日以内 |
| 専任媒介契約 | ・契約した1社にだけ依頼できる ・他の会社には依頼できない ・自分で見つけた買主とは直接契約できる ・レインズへの登録義務:7日以内 |
| 一般媒介契約 | ・複数の会社に同時に依頼できる ・自分で見つけた買主とも直接契約できる ・レインズへの登録義務:なし |
7.売買契約・引き渡し
買い手が見つかったら売買契約を結びます。
契約内容を確認し、必要な準備を整えて、家や土地をお引き渡しします。
相続した実家がいくらで売れるか知りたい

「うちの実家、いくらくらいで売れるのかな?」
多くの方が、まずここを気にされます。
実は不動産会社によって査定のやり方が異なるため、提示される金額にばらつきが出ることもあります。
私たちは、以下の方法で査定しています。
近隣の成約事例を調査
周辺で売れた物件の価格を調査します。
その坪単価をもとに、お持ちの不動産に当てはめて、「実際に売れそうな価格」を算出します。
土地の特徴から査定
土地ならではの良い点・注意点もふまえて算出します。
- 土地の形
- 道路との関係
- 日当たり
机上の計算だけでは見えない、実際に売れやすい価格を見極めます。
現在売りだされている物件価格を調査
近所で今まさに売りに出ている物件の価格も調べています。
実際に売れる金額より少し高めに設定されていることが多いため、「少しチャレンジしてみたいときの目安」としてご提案することもあります。
今すぐ価格の目安を知りたい方は、LINEで簡単査定もできます。
査定には、以下の情報が必要です。
- マンションの場合…マンション名/部屋番号/所有者のお名前
- 土地や戸建ての場合…住所/所有者のお名前
「まずは目安だけ知りたい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。

できるだけ早く売却したい
「相続税の支払いがあるから、急いで売らないと…」
そう感じて焦ってしまうお気持ち、よくわかります。でも、まずは落ち着いて進めていきましょう。
相続税の申告期限は、亡くなった日から10か月以内。名義変更に2〜3か月ほどかかることをふまえても、半年あれば無理のないペースで売却できます。
どうしても急ぎたい場合は、相場より少し価格を抑えた「スピード重視」の売り出し方も可能です。ただ、その前に、まずは一緒にスケジュールを整理して、いちばん良い進め方を考えていけたらと思います。
相続不動産の手続きがわからない
「何をどの順番でやればいいのか、本当にわからなくて…」
そう感じる方がほとんどですが、ご安心ください。
私たちは、相続の手続きについても一つずつアドバイスしながら、必要に応じて専門家をご紹介しています。
「今どんな状況にいるのかも分からない」
そんなときこそ、遠慮なくご相談ください。
相続不動産では、手続きの順番や専門家に相談するタイミングも重要です。お客様それぞれのご事情やお気持ちに寄り添いながら、無理のないスケジュールをご提案しています。
事例
相続した一戸建てで、まだ亡くなった方の名義のままというお客様がいらっしゃいました。
ご遺族のお気持ちを考慮し、四十九日が過ぎてから相続登記の手続きを開始。
この後、遺品整理も丁寧に進め、空き家の状態で売却活動をスタートすることができました。
手続きの準備もご一緒に進めます

相続税の申告と納税の期限は相続の開始(被相続人が亡くなったこと)を知った日の翌日から10か月以内です。売却したお金で税金を支払う予定の場合、この期限をふまえてスケジュールを立てることが大切です。
私たちは、以下を総合的に考えたうえでご提案します。
- いつ売り始めるか
- いくらで売り出すか
- ご家族の事情
司法書士、税理士などの専門家との連携もお任せください。
いつでもご相談ください
名義の手続きがまだ済んでいなくても、気にせずご相談ください。
たとえば、以下のタイミングでご相談いただくケースがあります。
- 亡くなってすぐ
- 四十九日を過ぎてから
- 相続税を申告する前
「まだ何も手続きをしていない」
「どこから始めればいいかわからない」
そんな方もたくさんいらっしゃいます。
まずは今の状況をお聞かせください。焦らず、ペースに合わせて、準備や進め方をご提案します。少し早めにご相談いただけると、気持ちにも時間にもゆとりが生まれて、納得できる売却につながりやすくなります。
