東京都世田谷にて不動産売却を手がけている「世田谷リアルエステート」では、相続による空き家のご相談が増えています。では、そもそも空き家とはどのようなものなのでしょうか？

空き家とは住人がいない建物や土地のことです。たとえば、「転勤や入院などの理由で家を空ける」「建物が老朽化して解体される予定」「両親が亡くなって実家が空き家になる」などがあります。「空き家になる日は、まだまだ先……」と甘く考え、空き家になった後にその対処について困惑している家族も多くいます。空き家になる可能性がある場合は、関係する家族全員で話し合っておきましょう。

空き家のなかで、ゴキブリやネズミが繁殖してしまうケースがあります。ご近所の方々にとっても不快な状況です。ニオイの発生などから健康被害が生じるリスクもあります。

空き家のまわりの草木が放置されると、それは犯罪者にとって格好の隠れ家です。不法投棄や放火のターゲットにされる可能性があり、地域全体の治安の悪化につながります。

空き家は、時間の経過とともに老朽化が進みます。住宅設備も劣化し、機能しなくなる可能性が高まります。このような状況では再び住人が入居する際には修復が必要となり、資産価値が下がる可能性があります。

まわりに危険を及ぼす可能性が高いと判断されると「特定空き家」として指定されます。その結果、固定資産税や都市計画税の軽減措置が適用されず、税負担が増えるリスクがあります。